コンパクトシリーズ深溝球軸受

コンパクトシリーズ深溝球軸受は、主にOA機器向けの感光ドラム、定着ローラー支持部のような省スペースを求められる箇所での使用実例が多く、内輪と外輪の差が小さい薄肉タイプのボールベアリングです。耐熱性が求められる箇所においては、使用環境に応じた寸法安定化処理と耐熱性グリース(～260℃)の封入も可能です。

特殊環境軸受(EXSEVベアリング)

特殊環境軸受(EXSEVベアリング)とは、一般ベアリングの使用が難しい特殊環境(高速回転、クリーン環境、真空環境、耐食、高温、非磁性、絶縁)での使用を目的としたベアリングで、半導体、医療器具、工作機器、超伝導関連等、幅広い分野で取り入れられています。特殊環境下では、潤滑剤に油やグリース、軸受材料に高炭素クロム鋼等の材料を使用できないことが多いため、このような場合には、軸受材料にマルテンサイト系ステンレス鋼や析出硬化系ステンレス鋼等の鉄系、窒化けい素等のセラミックを使用しているEXSEVベアリングをお薦めいたします。

ミニチュア・小径ボールベアリング

ミニチュア・小径ボールベアリングとは、ベアリングの中でも一般的に内径10mm以下の小径サイズの製品を称し、標準形・密封形・フランジ付き等、さまざまな形状があります。OA機器をはじめ、家電製品、モーター等、高精度が要求される電機・電子機器用軸受として使用される精密部品です。ボールベアリングの精度は、基本的にはボールが転がる外輪と内輪の溝の真円度、ボールの真球度、構成部品の材料品質等の要素によって決まりますが、当社が取り扱うボールベアリングは、超精密加工技術により絶えずこれらの精度を追求しており、最高の信頼を得ています。封入するグリースも、一般的なものから導電性のあるものまで幅広く取り揃え、お客様のニーズにお応えしています。