KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」
この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。
今回紹介するのは、名古屋営業所で受注管理業務を担当している高山 恵子。2023年で勤続18年になる高山は、仕事を最後まで責任感を持ってやり遂げることを大切にしているため社内のメンバーからの信頼も厚い。さらに、プライベートでは趣味の海外旅行をするなど充実した日々を送っているという。
そんな彼女は過去、現在のステージでどんなことを感じ、どのように仕事に向き合い、未来にどのような展望を抱いているのか……高山の等身大のストーリーをぜひご覧ください。
納期通りに対応する。その当たり前が、やりがいに
1995年に名古屋営業所に中途採用で入社し、気づいたら勤続18年を迎えました。最初の約2年ほどは契約社員で、その後にお声掛けをいただいて正社員として働いています。
私の仕事内容は、お客様からいただいた注文を社内の発注担当へと連携する受注業務です。お客様との窓口である営業担当者は社内異動が多く、担当者によってお客様への対応が変わっていきます。そのため、受注関連の連絡をする際に営業担当者を通す場合と、私が直接お客様とやり取りする場合とで流動的に動いています。また、私が在籍している名古屋営業所は現在3人体制と他の拠点と比べて少人数なので、受注業務以外にも経費の精算や来客対応など幅広い仕事を担っています。
この仕事で一番気をつけていることは、納期通りに仕事を進めること。これは、当たり前に聞こえるかもしれませんね。しかし、入社当初は全体感がわからずお客様からの注文だけを頼りに動いていて、短い納期の注文をそのまま受けて仕事を依頼する部品メーカーの生産期間を短くしてしまって迷惑をかけたことも。さらには、焦ってイレギュラーな細かな注文を見落としてしまったこともありました。本来あってはならないことですが、そういった経験をバネに、今は仕事の全体像を俯瞰しながら丁寧に確認しながら業務を進めること、あらかじめお客様の注文を予測しておくこと、営業担当とやり取りをしながら常に状況を把握することなどを肝に銘じています。その結果、納期通りに仕事が進むとやっぱり嬉しく感じますね。
そして、自分に任された仕事は最後まで責任を持ってやり切ることを大切にしているので、信頼を1つひとつ構築してきて今があります。
とはいえ、当社の女性社員で最長勤続年数になる私ですが、長年仕事をしてきても知らないことはたくさんあります。そのようなときには変なプライドを持たずに、「わからないので教えてください」と素直に伝えることを意識しています。ベテランだからといって奢ることなく、新しい考えや、より良いやり方があれば積極的に取り入れることも大切です。
いろいろな仕事を経験してわかった、プライベートの時間の大切さ
私は生まれも育ちも愛知県で、短期大学を卒業した後に初めて就いた仕事は、地元の鉄工所の事務職でした。アットホームな雰囲気で居心地は良かったのですが、自分の好きなことに仕事で携わってみたいとの思いから、5年勤務した後にアパレルの会社へ転職。学生時代から、雑誌で見たお気に入りの雑貨などの情報をピックアップして、東京へショッピングに行くのが趣味だったので、まさに憧れの業界でした。
ただ、アパレルで働いてみて気づいたのは、長時間労働だったことや、土日祝日勤務で周りの友人たちと休日が重ならないこと。そういった環境は私には合わないと感じ、プライベートの時間をしっかりと持つことの大切さを学びました。
その後、高校時代に簿記の資格を取得していたこともあって、派遣会社に登録して経理の仕事に。数年後には正社員になってしばらく働き、結婚を機に離職した後、また働きたいと思ったときに出会ったのがコニシ産業でした。そして今に至るまで、20年近く当社で勤める中で、仕事とプライベートのバランスも意識できてきたことが、長く働けている理由の1つかもしれません。
とくに私の場合、社会人になってからは海外旅行に目覚めたので、長期の旅行に行ける職場環境を大事にしていました。例えば、初めて海外に行ったのはイギリスのロンドン。現地を訪れて自分の好きな世界観に浸れることが本当に心地良い体験だったのを覚えています。その後も、フランス、ポーランド、ハンガリーなど、主にヨーロッパを好んで旅をしています。例えば、ハンガリーのブダペストにあるドナウ川の鎖橋がライトアップされている風景などはとても印象的で、現地でしか味わえない心を動かす体験ができる旅行が、本当に大好きなんです。
他にも、旅行では世界遺産を中心にまわることが多く、建築物を眺めたり、その土地ならではの食文化に触れることも楽しいです。旅先で食べたスープの味に感動して忘れられず、日本に戻ってからネットで探したなんてこともありました(笑)。次は憧れの北欧、スウェーデンに行きたいと思っています。
このように最近まで海外旅行派でしたが、コロナ禍や航空券の値段の高騰を機に国内旅行にも目を向けるようになりました。東北や沖縄など今まで訪れたことがなかった場所へ出かけたり、知る人ぞ知るみたいな場所に足を伸ばしています。つい先日も松山の道後温泉旅行に合わせて、駅のホームから瀬戸内海が見渡せる下灘駅まで行き、絶景を堪能してきました。
みんなが働きやすい環境を考えることで、明日を動かす
当社の経営理念である「明日を、動かす」。私は2つの意味で捉えています。1つは、目の前の仕事に一生懸命向き合い続けること。お客様に寄り添って、希望の納期通り仕事を進めることをこれからも大切にしていきたいです。
2つ目は、自分が日々働いている上で感じた課題や問題を社内にて提議することです。月に1回、厚木営業所と合同の会議があり、改善が必要だと感じたことは声にしていきたいと思っています。
特に、業務が効率化されて社員一人ひとりがより働きやすい環境になることを願っているので、みんなが改善の意識を持ちながら、そのような環境が実現できれば嬉しいですね。経営層も柔軟な考えを持っていて、社員想いの環境にどんどんシフトしていっているので、声を届けやすい会社だと思います。
例えば、新しい社内システム変更に向けての動きがあったり、男性社員でも育児休暇を取る方が増えてきています。私自身のポジションもほとんど残業がなく、土、日、祝日の休みや、有給休暇もしっかりと取れており、旅行を楽しむという自分らしい生活が送れている今のスタイルに満足しています。今後もいろいろな立場の方にとって、柔軟で働きやすい会社に変化し続けることで、コニシ産業の明日も動かしていきたいですね。