目指すは職場のムードを保つバランサー役。みんなが気軽に相談しやすい場づくりに貢献していきたい【陣内裕美】

明日を動かす人たち

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特集 WEBマガジン 明日を、動かす

KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」

この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。

今回紹介するのは、陣内(じんのうち)裕美。彼女は仕事と家庭のバランスなどを考え派遣社員としてコニシ産業に入り、正社員になった現在もONとOFFのメリハリを考えた働き方を実践しながら責任のある仕事を担っています。そんな陣内の等身大のストーリーをぜひご覧ください。

仲間と相談したり、協力して仕事を進めていくことを大切に

2007年に派遣社員として入社し、3年前の2019年から正社員として働いています。「正社員になりませんか」とお声がけをいただいたときは、正直とても悩みました。仕事と家庭の両立やプライベートも大事にしたかったので、もともと一生働きたいタイプではないと自分では思っていたからです。夫の「こんなに良い条件で続けて欲しいと言ってくれる会社なかなかないよ」という言葉が後押しになって、正社員になる選択ができました。

今は厚木営業所で発注業務を主に行っています。それまでは10年以上、受注業務を行っていたので、発注の仕事をと言われた時は正直荷が重すぎると思いました。私の中で発注の仕事は、とても大きな買い物をするイメージで、ミスがあれば会社に影響を与えてしまう。取り扱い金額も大きいので、なおさらです。

受注も営業ももちろんそれぞれに大変さはありますが、発注業務は恐れ多くて、私に務まるのかと当初は不安でしたね。それでも発注業務について約1年経過した今では、部品の知識は勉強不足な点も多いので営業へ聞く事はありますが、受注や営業担当と連携を取りながら日々の仕事にやりがいを持って取り組んでいます。

そして、こうやって今、仕事ができているのは私の力だけでは到底無理な話。何かあっても一人で抱え込むことなく周りに相談できる雰囲気が会社にあるからこそなんです。前職はコンビニエンスストアで店長職に就いていましたが、お店だと私以外はほとんどがアルバイトなので、誰にも相談できなくて悩んでしまうことが多かった。その時も、発注業務を行っていましたが、商品をいかにたくさん売るかを考え、売り方の工夫だったり客層や時間帯などである程度の予測を立て、結果次第でまた見直す……といった発注スタイルで、今は情報をとりながらの発注なので全く違います。どちらも責任重大な仕事ではありますが、コニシ産業は困ったときに相談できる人が周りにいるので、マイペースで仕事に取り組むことができているのも変わった点です。

オンオフのメリハリを。プライベートは自分を癒す時間

少し前からコロナ禍の感染症対策として満員電車を避けるために1時間早い出退勤を行っています。そのため、朝は8時に出社して16:15に退社しており、家には大体18:00くらいに帰宅、そこから夕食を作る準備をするのがルーティンです。とはいえ、仕事が忙しくて疲れているなと感じたときには無理をしないようにしています。ときには手を抜いてバランスを取って自分を労ることも大事なこと。日頃からうまく自分をコントロールできるように自分の心身を保つことを大切にしています。

私はもともと一人で黙々と作業をしたりすることが好きなんです。それなのに人と関わって行う仕事を10年以上も同じ会社で行っているのは、純粋にコニシに働きやすい雰囲気があるからこそだと。営業所での業務は大きく、「受注」、「発注」、「営業」の仕事に分かれますが、社員が他のメンバーのことを気にかけながら働いていることが素敵なところです。困ったことがあれば、すぐ誰かに相談をすることができる。これができるとできないとでは、とても大きいのではないでしょうか。

また、当たり前のことではありますが、休みたいときに休暇申請を出して却下されたことはありません。良い働きをするためにきちんと休むことも大事だということを、会社が理解してくれているのだと感じています。

目の前の仕事だけに囚われず、社内の雰囲気づくりに気を配りたい

私にとって、コニシ産業のコーポレートミッションである「明日を、動かす」とは、今の現状だけを見て仕事をするのではなく、明日のことも考えながら仕事に取り組むこと。目の前の業務でいっぱいいっぱいになるのではなく、未来のことを考えて仕事をしていくというのは、すごく大事なことだと思います。

発注業務を任せていただき、もう一年。まだ日々悩むことや戸惑うこともありますが、その都度周囲に相談しながら今までやってこれました。これからの私の課題は、みんなが困ったときに誰にでも相談できるような雰囲気作りを積極的に行っていくこと。繁忙期などはどうしても自分の仕事に一生懸命になりがちですが、そうすると他のメンバーが話しかけにくい雰囲気を出しているかもしれない。そのことを常に意識して、周りとのコミュニケーションを密に取ることで、場を盛り上げ引っ張っていきたい。職場のムードを保つバランサー的な立ち位置になることを目標に掲げ、今後もコニシで働いていきたいです。

【インタビュー/記事記事制作 スゴモン 松田 然(もゆる)】