KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」
この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。
今回紹介するのは、2007年にコニシ産業に入社し、今は支援センター長代理を勤める 長岡 美智子。彼女は過去から現在のステージでどんなことを感じ、どのような役割を担い、未来にどんな展望を抱いているのか……長岡の等身大のストーリーをぜひご覧ください。
新しい役割で、見える景色が180度変わった
私は、コニシ産業の本社で支援センター長代理というポジションを担っています。何か特別に担当を持って動くというよりは、経理・人事・労務など、総務業務の取りまとめを行う仕事です。
このポジションに就いたのは2021年の10月(インタビュー時2022年7月)。異動の話をいただいた時は、正直「どうしよう……」という感情を真っ先に抱きました。それまでは厚木営業所で受発注のリーダーをやらせてもらっていたので、本社の仕事も少しは理解していましたが、それでも業務はガラッと変わるからです。自分にできる仕事なのか想像もつかず、受けるかどうかとても悩みましたね。
実際、今の仕事に就いてからは見える景色が180度異なり、新しいことばかりの毎日。新鮮に感じることも、試行錯誤することも多く、全く違う会社に就職したと言ってもいいくらいです。
例えば、新卒採用では、学生さんとのやりとりや面接のフォローなど社内外の人とのコミュニケーションは本当に難しいと感じましたし、一緒に働いているスタッフが上手く対応するのを見て、できない私自身に歯がゆさを感じることも……。
社長の本保や直属の上司である塩澤常務は、「どんどん失敗して経験値を積んでいってほしい」と言ってくださいます。その言葉への感謝とともに、常に失敗と反省を繰り返しながら一歩一歩進んでいるのが、今の段階です。
バランスを意識しながら働くことで、立ち位置を見つける
コニシ産業に入るきっかけは2つありました。
1つは、新卒で入社した会社を退職した際に知り合いに声を掛けていただき、販売員・ウエイトレス・ギャラリーのスタッフを掛け持ちでしていたこと。その仕事のスタイルは休みが少なく、先々のことを考え始めたときにギャラリーの移転が決まり、再度正社員として定職に就こうと考えたのです。休みもしっかりとれる会社に勤めようと思い、次のキャリアを選びました。
もう1つは、表舞台に立って何かをするより、裏側でフォローをする仕事がしたいと感じていたので、そのような仕事を探していたこと。例えば、ギャラリーに絵を展示する際も、どこに絵を飾るかを決める立場より、壁に飾るならここだと思った時にすぐに釘とトンカチを渡せるアシスタント的な立ち位置というイメージです。
こんな背景もあり、コニシ産業では営業事務として注文書の入力や納期の調整をしたりといった仕事からスタートしたのが2007年。厚木営業所にて契約社員で入社し、正社員になり、主任を任され、現在の本社勤務に至ります。
その過程で意識していたのは、営業さんが余計な雑務に追われることなく、営業活動ができるようにサポートすることはもちろん、その土台があった上で営業さんの仕事に踏み込みすぎないように注意すること。営業も事務もお互いの基盤の仕事は自分で、その上で助け合い、スムーズに仕事が進むような環境づくりを考えることが大事だと思ったからです。
私は負けず嫌いで我を出して自分の思うことを主張することも多くあります。でも、そうすることで上手くいかなかったことも多々経験し、お互いの考え方の違いを認識し、お互いが動きやすい状態を作ることが大事だと学びました。いまだにうまく対応できないことも多いのですが、一緒に仕事をする相手が気持ちよく働ければ会社の売上にもつながりますし、結果自分にも返ってくるので、バランス良く働ければと思っています。
固定概念を打破することで、明日を、動かす。
そんな私にとって、「明日を、動かす。」という企業理念は私の現状そのもの。
支援センターに来てから社長の本保とも話す機会が多いのですが、このCI(コーポレートアイデンティティ)以外は何を変えてもよいというメッセージをいただき、私自身も、組織も、会社も変わっていくんだなという認識を得たからです。
コニシ産業は商社ですが、その事業の核は変えずとも取扱い商品は時代のニーズやお客様の要望に合わせて柔軟に変えられます。働き方も、今は結婚しても続けていくことができるのはもちろん、産休を取り子育てしながら働く社員も増えています。私のようにキャリアチェンジをする女性社員も、この先増えていくかもしれません。個人の選択肢は多様に広がっており、これからもいろいろな選択ができる会社になれば良いですね。
ただ、選択肢が増えても人はすぐには変われないもの。私自身、現在は新たなポジションで試行錯誤し、不安を覚えることもたくさんあります。失敗したときに、すぐに切り替えて前に進むのは難しいなと悩むこともあります。でも、こういうことを経験できること自体がとても貴重なことですし、この環境に飛び込んだからこそ見えてくることがあるはず。
今は少しづつ変化している段階ですが、経験値が増えていくことで明日が動いていくと信じて、目の前の仕事に1つひとつ取り組みたいと思います。